<埼玉西武>松坂や松井らスター選手らも入寮 プロの第一歩を踏み出した建物、旧選手寮の解体始まる
2019/09/03/00:00
埼玉西武は2日、旧選手寮「若獅子寮」の解体工事を報道陣に公開した。本拠地のメットライフドームと周辺の施設は、2017年12月から大規模な改修工事を実施中。旧若獅子寮跡地には、サブグラウンドとブルペンが設置される。
旧若獅子寮の解体工事は8月から着手。この日は、午前10時からクレーンを使用した解体が始まった。完成から39年、松坂(現中日)や松井2軍監督ら、数々のスター選手がプロとしての第一歩を踏み出した建物が取り壊されていった。
旧若獅子寮は1980年11月に完成。今年7月に4階建ての新しい選手寮が新室内練習場とともに完成し、役目を終えた。
2002年に入寮した栗山は「緊張しながら入寮したことや、若獅子寮で生活をしていた当時が、つい最近のことのようによみがえる。良い環境を整えてもらったので、われわれ選手としては、精いっぱい練習に励むだけ」とコメント。
17年に入寮した今井は「約2年半という短い期間だったが、思い出がいっぱい。僕が住んでいた部屋は森(友哉)さんや(高橋)光成さんも使っていたので、そんな部屋で生活できたのは本当に光栄だった」と振り返った。
跡地に設置されるサブグラウンド、ブルペンは20年夏に稼働予定。