埼玉初の補助1人最大20万円、民間資格「産後ドゥーラ」取得で 三芳町が開始 産後ドゥーラ利用費の一部も
2023/04/20/13:59
三芳町は2023年度から、産前産後の母親の育児支援や家事援助ができる民間資格「産後ドゥーラ」の取得費の一部を補助したり、産前産後に産後ドゥーラなどから育児や家事の支援サービスを受けた際、利用費の一部を補助する事業を開始した。
町によると、自治体が産後ドゥーラの資格取得費を補助するのは東京都品川区や中野区で導入されているが、県内では初めてという。
産後ドゥーラは個人事業主として産前産後の妊婦などの要請に基づいて育児相談や家事援助サービスを行う。育児支援だけの保健師と比べ、家事援助ができるのが特徴。一般社団法人「ドゥーラ協会」が実施する養成講座を受講し、座学や実技など約半年間の研修を受け、認定を受ける。
町の資格取得補助事業は同協会の研修を受講する前に補助事業を申請。審査を通過すれば、1人につき20万円を上限に研修費を補助する。申請の条件は資格取得時に町に住民登録があることや資格取得後3年間は町の育児や家事支援サービス事業などに協力する。
また、妊娠期から産後3カ月までの間、産後ドゥーラをはじめ家事代行サービスや産後ヘルパーなどに支援サービスを受けた際、35時間を上限に1時間千円の補助を実施する。