母死亡している…実家に来た姉が遺体発見 死後1年以上が経過 母と住む妹逮捕「目を開けると信じていた」
2023/04/21/06:23
自宅に遺体を放置したとして、埼玉県警岩槻署は19日、死体遺棄の疑いで、蓮田市関山3丁目、無職の女(53)を逮捕した。同署は同居していた80代の母親とみて身元の特定を進めるとともに、遺体を司法解剖して死因を調べる。
逮捕容疑はいずれかの日時から今月19日までの間、自宅内に1人の遺体を放置し、遺棄した疑い。
同署によると、19日午前10時ごろ、県外に住む50代の姉が自宅を訪れ、「実家に帰ったら、母親が倒れて死亡している」と110番した。女は「生き返ると思って、そのままにしていた。そのうち目を開けると信じていた」と供述しているという。
遺体は2階建て住宅の1階4畳半の部屋で、右側に横たわった状態で発見された。死後1年以上経過しているとみられ、目立った外傷はなかった。女と母親の2人暮らしで、母親は生きていれば87歳。新型コロナウイルスの影響で、姉は定期的な実家への訪問を取りやめていた。姉は母親と連絡を取れず、感染状況が落ち着いたため、妹に連絡した上で訪れたという。