<熊谷小4ひき逃げ>母親、竹本衆院議員に時効撤廃を求め嘆願書提出 国会で取り上げることに期待
2019/09/11/00:00
熊谷市で2009年、小学4年の小関孝徳君=当時(10)=が死亡した未解決のひき逃げ事件で、孝徳君の母親が10日、東京・永田町の衆議院第2議員会館で、公訴時効の撤廃を求める嘆願書を竹本直一衆院議員に提出した。竹本氏は自民党の交通安全議員連盟で事務局長を務める。母親は「情報提供が寄せられている以上、時効で事件を片付けてはいけない。可能性がある限り、捜査を続けてほしい」と訴えた。
嘆願書を受け取った竹本氏は「この事件を重く受け止め、19日に行われる議員連盟で議題にかけたい」と述べた。
母親は「時効制度によって、苦しんでいる遺族がいるということを一人でも多くの議員に知ってもらいたい。国会で取り上げていただけるのは一つの希望につながる」と期待を寄せた。
母親は8月28日に、自動車運転過失致死の時効撤廃と、危険運転致死傷罪への罪名変更を求める嘆願書を法務省に提出した。自動車運転過失致死罪(当時)の時効は9月30日に迫っている。
母親はブログ「《未解決》熊谷市小4男児ひき逃げ事故!《時効まであとわずか》」で情報提供を呼び掛けている。