上尾・前議長、議会で市長批判「個人攻撃で市民ごまかす」 長男の会社と市の随意契約、改めて疑惑否定
2019/09/14/00:00
上尾市の小林守利前議長は13日の本会議一般質問で、畠山稔市長の3月議会などでの発言について「(予算の審議を)個人攻撃にすり替え、市民の目線をごまかして、今日までの混乱を招いた」と批判し、自身の長男が社長を務める会社と市の随意契約の問題について「私とは関係ない」と改めて疑惑を否定した。
随意契約に関しては、2018年に元市長所有地のブロック塀工事で指名競争入札と検査を避けるため100万円未満の7本に分けて同社に
発注した問題のほか、16年にも同様に2本に分割して発注していることが分かっている。
小林市議は記者団の取材に対し「議場で個人的なことが議論されるのはあり得ない。だから私は議長もやめ、裁判に持っていった」と話した。
小林市議は8月、一連の市長の発言について名誉棄損に当たるとして、330万円の損害賠償を求め、さいたま地裁に提訴している。