<新型コロナ>学級閉鎖…児童生徒ら感染、埼玉221人感染2人死亡 マスク外す人も増「終わるわけではない」
埼玉県は24日、新型コロナウイルスに感染していた2人が死亡し、新たに0~90歳以上の221人の感染を確認したと発表した。感染者の内訳は県管轄が150人、さいたま市46人、川口市10人、川越市6人、越谷市9人。1週間の感染者数の平均は484・7人。
これまでに確認された感染者は180万7261人。死者は3997人。23日夜時点の重症者は3人、入院は160人、宿泊療養は28人。
県によると、県管轄で80、90代の男女2人が死亡した。
県教育局によると、県立学校1校で児童生徒4人が感染し、学級閉鎖を1件実施した。
■大野知事、浦和駅でワクチンの接種や対策継続呼びかけ
5月8日からの新型コロナウイルス感染症の「5類」移行に伴い、大野元裕知事は19日、さいたま市浦和区のJR浦和駅で5月7日までのオミクロン株対応ワクチンの接種や感染対策継続を呼びかけた。12~64歳のオミクロン株対応ワクチンの接種は5月7日で終了し、8日以降は65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人、医療介護従事者らの接種に限られる。
大野知事は駅利用者に早めのワクチン接種を呼びかけるチラシを手渡し、「5類移行後も感染症が終わるわけではない。マスクを外す機会も増え、少しずつ感染者数も上がっている。基本的な感染対策の徹底をお願いしたい」と話した。オミクロン株対応ワクチンを受けるには、従来型の初回接種を終えている必要があり、初回接種は8日以降も受けることができる。
県は4月21日から、24時間体制で看護師らが受診の相談を受け付ける「県コロナ総合相談センター」(電話0570・783・770)を開設。5月8日以降に発熱などの新型コロナの感染が疑われる症状があった場合も、移行前と変わらず「県診療・検査医療機関検索システム」で受診可能な医療機関を確認できる。