埼玉新聞

 

漫画・おおきく振りかぶって、人気場面の原画を公開 さいたまで企画展、舞台の高校や周辺の写真も展示

  • 貴重な原画の数々を展示する「おおきく振りかぶって」展=さいたま市北区の市立漫画会館

 「埼玉県立西浦高校」を舞台としたひぐちアサさん作の漫画「おおきく振りかぶって」をテーマとした企画展が今月7日から、さいたま市北区盆栽町の市立漫画会館企画展示室で始まった。11月24日まで、貴重な原画などの資料約110点を展示している。

 「おおきく振りかぶって」は講談社の月刊アフタヌーンで2003年に掲載が始まった漫画。テレビアニメにもなっており、新入生ばかりの硬式野球部が甲子園出場を目指す物語は、現在も連載が続いている。作者のひぐちアサさんは県立浦和西高校出身で、劇中には同校をほぼそのまま写した場面が登場する。

 同館が同作品をテーマとした展示を行うのは今回が初めてで、貴重な第1話をはじめ、「三星学園戦」、夏の全国高校野球選手権埼玉県予選の「桐青高校戦」「崎玉高校戦」「美丞大狭山高校戦」など、人気場面の原画を公開。作中の風景を思わせる浦和西高や周辺の写真も展示されており、作品をより深く楽しむことができる。

 展示に合わせ、同作品がモチーフの3枚1組のポストカードも販売(税込み200円)するほか、同作品や他の野球を題材とした漫画も会場に設置され自由に閲覧できる。

 同館は「漫画を通じてスポーツの魅力に触れてほしい」と来館を呼び掛けている。

 入館無料、月曜(祝日を除く)と祝休日の翌日休館。時間は午前9時~午後4時半。

 問い合わせは、同館(電話048・663・1541)へ。

ツイート シェア シェア