<ラグビーW杯>日本大会が開幕、桜の勇士たちへ熱い声援 熊谷でもPV、5千人収容の会場に立ち見も
2019/09/21/00:00
待ちに待った瞬間がついに訪れた。ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が20日開幕し、開催地の一つ熊谷市のファンゾーンで日本対ロシアのパブリックビューイング(PV)を実施。記念すべき開幕戦を見ようと大勢のファンが詰め掛け、300インチの大画面に躍動する桜の勇士たちへ熱い声援を送った。
初のベスト8入りを目指す日本にとって大事な初戦。立ち見も含め約5千人を収容できる会場は、午後7時45分のキックオフ前からほぼ満員に。試合はロシアに先制トライを許すまさかの展開となったが、赤白のジャージーを着たファンは逆転を信じて応援した。
会社帰りに同僚と訪れた鴻巣市の村上裕太さん(29)は「日本で開催するからにはベスト8と言わず、優勝を目指してほしい。みんなの声援を力に諦めず、最後まで全力で走り続けて」。群馬県太田市の中学3年生大槻絋也さん(14)も「南アフリカに勝った前回のW杯のように、夢を与える試合をしてほしい」と力を込める。
相手のロシアは熊谷ラグビー場の初試合となる24日、サモアと対戦する。市内の会社員鍋谷勉さん(51)は「熊谷で生まれ育って長くラクビーに親しんできた。この日を迎えられて感無量」とラグビータウンの新時代到来を喜んだ。家族4人で熊谷開催の全3試合をスタジアム観戦するという市内の学校講師堀口弘枝さん(47)は「世界中から訪れる人たちと会えるのが楽しみ」と心待ちにした。
ファンゾーンでは、熊谷ラグビー場で行われる試合や日本代表戦など22試合のPVが予定されている。