埼玉新聞

 

母が死んでいる…台所に60代女性遺体、長女が発見 複数人同居のさいたまのアパート 事件と事故両面で捜査

  • 遺体が見つかったアパート=28日午後3時10分ごろ、埼玉県さいたま市緑区馬場

    遺体が見つかったアパート=28日午後3時10分ごろ、埼玉県さいたま市緑区馬場

  • 遺体が見つかったアパート=28日午後3時10分ごろ、埼玉県さいたま市緑区馬場

 28日午前10時ごろ、埼玉県さいたま市緑区馬場1丁目のアパートで、室内で亡くなっている60代の母親を家族が発見して通報。駆け付けた浦和東署員がその場で死亡を確認した。

 署によると、40代の長女が台所で倒れている母親を見つけて、「母が死んでいる」と110番した。寝室で寝ていたはずの母親が見当たらず、探していたところ、1階の台所で死亡していたという。

 アパートには、母親と長女以外にも成人が複数人同居しているとみられ、いずれも在宅していた。母親に目立った外傷はなく、外部から侵入した形跡や争った跡もないという。

 署は遺体を司法解剖して死因を調べるとともに事件、事故の両面から捜査している。

警察「トラブルです」 住民ら不安の声

 現場付近の住民からは不安の声などが漏れた。

 近くに住む主婦の女性は「多くの小学生、中学生がアパートの近くを通学路で使っている」と話す。現場付近にいた警察からは「トラブルです」とだけ聞いたという。

 40年以上現場近くに住んでいるという女性は「いつものように歩いていたらたくさん規制線があり、何だろうと思った」と不安そうな様子。

 近くで働いている会社員男性は、現場周辺について「物取りなどは時々聞くが、こんなにたくさんの規制線があるのは初めてだ」と驚いていた。

 現場はさいたま市立三室小から北に約500メートルの場所にある閑静な住宅街。

ツイート シェア シェア