GWスタート!埼玉に大勢観光、連休初日から久々の盛況ぶり コロナ水際対策が終了、海外客も増加見込み
2023/04/30/14:17
ゴールデンウイーク(GW)が29日、始まった。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが連休明けに5類へ移行するのを控え、鉄道や航空各社の予約状況はコロナ禍前の水準に迫る勢いだ。連休中の海外旅行客の増加を見込み、水際対策が29日午前0時に前倒しで終了。各地の駅や空港はにぎわい、観光地も訪日客の姿が目立った。
秩父市の西武秩父駅前温泉「祭の湯」前の広場では、バンド演奏やアートショーなど多彩なイベントが開催され、多くの観光客でにぎわった。川口市から親子で訪れた看護師の男性(50)は「連休は取れないので、県内の観光地をいろいろと巡りたい」と話した。
イベントに出店した舘今宵さんは「連休初日から、これだけ多くの人が秩父に集まるのはコロナ禍前ぶり。特に県外からの観光客が目立っている」と笑顔で語った。
■道路、鉄道、航空の様子は
日本道路交通情報センターによると、高速道路は午前中に下りで混雑し、関越自動車道高坂サービスエリア付近で28キロの渋滞が発生した。
JR旅客6社の13日時点の予約状況(28日~5月7日)は、新幹線と在来線の指定席が245万席で2022年比1・68倍となり、コロナ禍前の18年の9割ほどに回復した。
航空各社が21日に発表した予約状況(29日~5月7日)によると、国内線が22年比1・2倍の245万3千人。国際線は22年比3倍の36万7千人だった。