ただ驚くばかり さいたま国際芸術祭の参加アーティスト第1弾を発表 大宮エリア9会場をメインに来春開催
2019/09/25/00:00
2020年春にさいたま市内各地で行われる「さいたま国際芸術祭2020」の参加アーティスト第1弾が19日、発表された。同芸術祭を統括する映画監督の遠山昇司ディレクター(35)は「作品から違う側面の新たなさいたまを発見して」と話している。
第1弾として発表されたのは作家の篠田太郎氏(インスタレーション)、演出家の菅原直樹氏(パフォーマンス)、詩人の最果タヒ氏(言葉)、日本フィルハーモニー交響楽団(パフォーマンス)など国内外からの8組。
さいたまに向き合って作品を制作し、芸術祭のテーマである「花」を多層的に伝えられるアーティストとして、遠山ディレクターが選定した。全員が実際にさいたまに滞在し、そこで浮かんだアイデアを新作として発表する。
今後は段階的にアーティストを発表し、開幕100日前となる12月10日までに全アーティストを決定する。最終的に30~40組を予定している。
芸術祭は、市で16年に初開催された「さいたまトリエンナーレ2016」に続き、2回目。20年3月14日から5月17日まで65日間、旧大宮区役所と旧大宮図書館、大宮盆栽美術館、鉄道博物館など大宮エリア9会場をメインに行われる。
大宮地区以外では県立近代美術館、彩の国さいたま芸術劇場、うらわ美術館のほか、各商店街や施設など浦和地区を中心に街の中でも市民主体の催しが開催される。
遠山ディレクターは「さいたまを見るアーティストの発想や視点に、ただ驚くばかり。その驚きを作品から感じてほしい」と呼び掛けている。
芸術祭に関しての問い合わせは、開催準備室(電話048・829・1225)へ。