大宮で埼玉34酒蔵大試飲会 フルーティーな日本酒、若者中心に人気 自分用おちょこで各ブース飲み比べ
2019/09/26/00:00
県内の34蔵元が一堂に集まる「第16回埼玉34酒蔵大試飲会」(県酒造組合主催)が23日、さいたま市大宮区のパレスホテル大宮で行われた。来場者は各蔵のブースを回って飲み比べし、埼玉の地酒を存分に味わった。
昨年度は約1800人が来場し、2003年の初開催以来、約3万人が訪れている。今年は2019ミス日本酒グランプリの春田早重さんと埼玉代表の冨田梨花さんも参加し、埼玉の地酒をPRした。
同組合の松岡良治会長(66)によると、最近は「吟醸」や「純米吟醸」など、フルーティーで甘口の日本酒が若者を中心に人気で、値段は一般的な日本酒より割高だが、よく売れているという。
大試飲会は飲食店、小売業者向けと一般向けの2部制で、来場者は自分専用のちょこを持って各ブースを回り、飲み比べを楽しんでいた。
同協会ではラグビーワールドカップ2019が行われている熊谷ラグビー場周辺でもブースで地酒を販売し、世界に向けてPRしていくという。
松岡会長は「さまざまな機会で埼玉の地酒をもっと知ってもらい、多くの人にぜひ味わってほしい」と呼び掛けている。