日向坂46、初のさいたまSアリーナ公演 「埼玉三人組」地元凱旋で埼玉の魅力PR
人気アイドルグループ日向坂46は26日、さいたま市中央区のさいたまスーパーアリーナで、10月2日発売の3rdシングル『こんなに好きになっちゃっていいの?』の発売記念ワンマンライブを開催した。(森本勝利)
■過去最大規模2万人動員のSSA公演
デビューから約半年でグループ史上最大の規模となった同ライブには約2万人のファンが集結。会場のチケットは即完で、追加発表されたライブビューイングも全国約60か所で計2万人を動員するなど、いま最も勢いのあるアイドルグループとして注目を集める。
埼玉出身メンバーでは金村美玖さん(17)、丹生明里さん(18)、渡邉美穂さん(19)の3人が所属する。日向坂46の「埼玉三人組」にとっては、まさに凱旋公演として迎える初めてのSSAライブとなった。
■「埼玉三人組」が地元埼玉の魅力をPR
オープニングの影アナは「埼玉三人組」が担当。「さいたまスーパーアリーナいくぞー!」と喜びを爆発させた全力の掛け声で盛り上げると、会場は水色のサイリウム一色に埋め尽くされた。
この日は新曲『こんなに好きになっちゃっていいの?』を初披露したほか、シングル曲の『キュン』や『ドレミソラシド』など全19曲を披露。渡邉さんはライブへの意気込みについて「(埼玉は)生まれ育った地なので血が騒ぎます。いつも以上に暴れたいです」と語った。
ユニットでは渡邉さんは『やさしさが邪魔をする』、金村さんと丹生さんは『Cage』をそれぞれパフォーマンスした。
MCでは「埼玉三人組」が地元埼玉の良さをメンバーとファンにPR。金村さんは埼玉県の木「ケヤキ」を紹介し「(当時は「けやき坂」として)けやきひろばで、埼玉県警の交通安全イベントに参加したことが思い出です」と振り返った。
渡邉さんは「埼玉は快晴日数が日本一なんです。晴れの日が多いと聞くと、やっぱり『おひさま』(日向坂46のファンの総称)のことが思い浮かびますね」と、埼玉とグループとの意外な接点を笑顔で話した。
丹生さんは「埼玉は小松菜の生産量が全国1位で深谷ネギも有名です」と農産物で埼玉の魅力を伝えていた。
キャプテンを務める佐々木久美さん(23)は「今の日向坂46を全部出し切れた。これに留まらずさらに坂を上り続けられるように、もっともっと精進していきます」とさらなる飛躍を誓いライブは幕を閉じた。
=埼玉新聞WEB版=