埼玉新聞

 

深夜に行方不明の男性…20分後に200メートル先で発見 大宮署、警察犬に感謝状「当たり前」

  • 感謝状を贈られた(左から)甲斐美和子さん、警察犬アイカ、堀内寿子さん=25日午後、大宮署

 行方不明者の発見に貢献したとして、大宮署は警察犬アイカ・フォン・デア・フェルシュタントハイム(ジャーマンシェパード、雌7歳)と警察犬所有者の堀内寿子さん(82)、警察犬指導士の甲斐美和子さん(38)に感謝状を贈った。

 同署によると、8月29日深夜、さいたま市内の50代の男性が自宅からいなくなるという行方不明事案が発生。捜索依頼を受けたアイカが出動し、男性が着ていた衣服の匂いなどを手掛かりに、自宅から200メートルほど離れた路地で男性を発見した。警察犬の捜索開始から約20分。男性にけがはなかった。

 飼い主の堀内さんは「警察犬ならば見つけるのが当たり前。良かったね」とアイカに声を掛けた。丸2年アイカとペアを組んでいるという甲斐さんは「日頃の訓練の成果が出てうれしい」と笑顔だった。

 同署の川久保彰署長は「無事に男性を見つけてくれて感謝している。迅速な初期の捜索が早期発見につながった」と警察犬の活躍をねぎらった。

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