不審…コンビニ女性店長、機転で再び客守る 「PCウイルス感染」客と交番に行き詐欺阻止 3年前も同様に
2019/09/29/00:00
振り込め詐欺被害を未然に防いだとして、上尾署は26日、ローソン上尾駅東口店の空閑康子店長(44)に感謝状を贈った。
8月20日午後8時半ごろ、同店を訪れた上尾市の80代女性が3万1千円の電子マネーギフトカードを購入しようとしていた。不審に思った空閑さんが声を掛けると、女性が「パソコンがウイルスに感染し、解除するには電子マネーが必要と言われた」と答えたため、振り込め詐欺を疑い、女性と共に交番に往き、未然に防止した。
空閑さんは、3年ほど前にも、高額の電子マネーを購入しようとしていた女性に声を掛け、詐欺の未然防止に貢献している。「これかも小まめな声掛けを徹底し、安心安全な店舗をつくっていきたい」と話した。
田中秀樹署長は「振り込め詐欺の未然防止は、金融機関や店舗の方々の対応が最後のとりで。今後も協力をお願いしたい」と感謝した。
同署管内の今年1月~9月24日現在までの特殊詐欺被害件数は45件。前年同期比で17件増加している。