埼玉新聞

 

3歳男児重体の保育園が再開…園庭の利用は制限中 今後は「山」のデッキ撤去、高さ下げの改修を検討

  • 男児が負傷した土山=2日午後5時半ごろ、埼玉県久喜市栗橋東

    男児が負傷した土山=2日午後5時半ごろ、埼玉県久喜市栗橋東

  • 男児が負傷した土山=2日午後5時半ごろ、埼玉県久喜市栗橋東

 保育園の男児(3)が意識不明の重体となった埼玉県久喜市栗橋東2丁目の「なずなの森保育園」は8日、保育事業を再開した。

 市保育課によると、市は事故発生を受け、任意で園から事情を聴き、連休明けの対応を協議。事故が起きた築(つき)山に近い一部園庭の利用を制限し、同日から園を再開した。

 市は再発防止に向け、園に対し、遊具や資材の管理、改善箇所などを指示。市は「危険につながると思われる点について対応を話した」としている。園側は今後ロープが取り付けられていたデッキを撤去し、山も高さを低く下げるなど対応を検討しているという。

 同園では2日、園庭の遊具で遊んでいた男児の首にロープが絡まり、男児が意識不明の重体となる事故が起きた。事故当時、園庭には園児34人、保育士6人がいたとされる。県警が業務上過失傷害の疑いも視野に、当時の状況について調べている。

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