女逮捕、男女20人以上から計3億円だまし取ったか 共通の知人介して知り合い犯行「覚えていない」/県警
2019/10/08/00:00
金の取引の投資名目で現金をだまし取ったとして、浦和西署は7日、詐欺の疑いで、住居不定、無職の女(83)=同罪で起訴=を再逮捕した。同署は押収したメモなどから、女が1995年ごろから今年にかけて、12都道県に住む50~90代の男女20人以上から、公訴時効が成立した分を含め現金計約3億円をだまし取ったとみて調べる。
再逮捕容疑は昨年5月29日、東京都台東区内の喫茶店で、さいたま市浦和区の無職女性(71)に、「金の取引相場に10万円のお金を投資すれば19万円の利益が出る」などとうそを言い、今年4月5日までの間、5回にわたり現金計19万円をだまし取った疑い。「覚えていない」と容疑を否認しているという。
同署によると、女は共通の知人を介して女性と知り合い、手渡しや口座振り込みで現金をだまし取っていた。
9月11日、戸田市のアルバイト男性(73)の息子から、「父がだまされたみたい」と同署に相談があり、署員がさいたま市中央区内のコンビニエンスストアに急行。待ち合わせていた女を任意同行し、詐欺容疑で逮捕した。男性は8月下旬、同様の手口で現金計136万円をだまし取られたという。