埼玉新聞

 

<豚コレラ>秩父市内で死んでいた野生イノシシ感染確認 県内の野生イノシシ感染5頭目

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県は7日、6日に秩父市内で死んでいた野生イノシシ1頭が豚コレラに感染していたと発表した。県内での野生イノシシの感染確認は5頭目。

 県畜産安全課によると、陽性のイノシシは、9月20日に秩父市内で死亡後に陽性を確認した野生イノシシが回収された地点から西に約3キロの場所で発見された。雌で体長は60センチ。検体は中央家畜保健衛生所で検査を行った。イノシシの発見場所は既に消毒が行われている。

 発見地点から半径10キロ圏内に新たに監視対象となる養豚農家はない。

 一方、県は7日、9月17日に豚コレラが発生した小鹿野町の養豚農場の防疫措置完了から17日が経過する8日午前0時に農場から半径3~10キロ圏内の搬出制限区域を解除すると発表した。

 発生農場から半径3キロ圏内の移動制限区域は19日に解除予定。現在設定している皆野町役場を含め、3カ所の消毒ポイントや、野生イノシシの捕獲・検査はこれまで通り継続される。

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