新マンホールふたデザインは「カパル」 志木市の50周年記念 全国からデザイン応募
2019/10/09/00:00
志木市は、下水道のマンホール蓋の新しいデザインを全国公募し、18年のゆるキャラグランプリを獲得した市文化スポーツ振興公社の公式キャラクターで、市の広報大使を務める「カパル」をモチーフにした東京都江戸川区の会社員松本有司さん(44)の作品=写真=に決定した。2020年に市制施行50周年を迎える市の記念事業の一環で、下水道事業のイメージアップを図るのが狙い。
新デザインは市役所前の新河岸川沿い「いろは親水公園」の桜を背景に和舟の船頭に扮(ふん)したカパルを描いている。
市は今年4月から5月末まで、広報紙やホームページで新デザインを公募。関東をはじめ北海道や熊本、徳島など全国から計53点の応募があった。上下水道審議会の委員など市民5人が審査した結果、「市民の間で話題になり、親しみを感じられる」と松本さんの作品が選ばれた。
松本さんは「昨年、会社を辞め、気持ちが落ちている時に市民まつりなどでカパルに会い、元気をもらいました。今は仕事も決まり、田子山富士で初詣やいろは親水公園に桜を見に行ったりと、すっかり地元気分で市に行っています。そんな楽しい感じを表しました」と話している。
市は「20年度には新デザインのふたをカパルが出没しそうな歩道や公共施設、公園などに設置するとともに、新デザインはマンホールカードにも活用していきたい」としている。