母殺害、容疑で息子逮捕…金属バットで殴る 息子の妻が通報「夫は睡眠薬を飲んで手首切り、母は意識ない」
2019/10/10/00:00
狭山署は9日、殺人容疑で、狭山市水野、翻訳業の男(40)を逮捕した。
逮捕容疑は8日夜、自宅1階で、母親の中田照江さん(71)の頭を金属バットで数回殴り、殺害した疑い。
同署によると、8日午後11時40分ごろ、男の妻から「夫が睡眠薬を飲んで手首を切った。義母もベッドで意識がない」と119番があり、同署員が現場に駆け付けたところ、1階寝室のベッドで照江さんが倒れており、ソファーで意識もうろうとした男が座っていた。
照江さんは病院に搬送されたが、9日未明に死亡が確認された。男は手首を切っていたため、病院に搬送されたが命に別条はなく、回復後に事情を聴いたところ、「金属バットで殴り、その後、自分の手首を切った」などと犯行を認めたという。
男は照江さんの長男で、照江さんと妻の3人暮らし。妻は2階の寝室で寝ていたが、トイレで階下に下りた際、事件に気付いた。男は「マッサージなどを執拗(しつよう)に要求し、うまくできないと怒りだすため、そうしたことに疲れた」などと供述しているという。