東松山市のマンションで介護士渡辺真澄さん(38)が殺害され、元同僚の男が逮捕された事件で、さいたま地検は11日、殺人の罪で、住所不定、無職の男(41)をさいたま地裁に起訴した。裁判員裁判で審理される。
起訴状などによると、男は6月11日、渡辺さん方で、殺意を持って首をコードのようなもので絞め付けた上、胸部を小型ナイフで複数回突き刺し、心損傷により失血死させたとされる。県警は同月15日、殺人容疑で逮捕していた。「恨みがあった」などと供述していた。
さいたま地検は7月1日から約3カ月、鑑定留置を実施していた。