埼玉新聞

 

創刊75周年、埼玉新聞社が記念式典「県民の暮らしに役立つ紙面を」 翔んで埼玉の武内監督には特別功労賞

  • 共同通信社の水谷亨社長の発声で乾杯する来場者=11日午後、さいたま市大宮区のパレスホテル大宮

 埼玉新聞社は11日、さいたま市大宮区のパレスホテル大宮で創刊75周年記念式典を開いた。県内の政財界、文化・スポーツ関係者ら約800人が出席。6月に就任した関根正昌社長は「75年間、新聞を支えてくれた皆さまに感謝します。これからも県民の暮らしと仕事に役立つ紙面づくりを続け100年、そして、その後も続くバトンをつなげていきたい」と新たな飛躍を誓った。また本社は、埼玉をテーマにした映画「翔んで埼玉」のヒットを受けて、監督の武内英樹さんに特別功労賞を贈った。

 本紙は1944年10月16日に創刊。「新聞本来の使命に生き、それを通じて広く埼玉県民に奉仕する」を社是に地域に密着した情報提供に努めている。75周年を契機に「未来へ、埼玉で。」「温故創新」をスローガンに掲げた。

 来賓代表の大野元裕知事は「埼玉新聞は長きにわたり、地域に根差した県内情報の発信を手掛けられ、地域で活躍される方々にとって大きな励みになっている。まさに地域の『激励紙』。これからも地域に密着した報道をお願いしたい」と祝辞を述べた。

 続いて国会議員の紹介があり、与党代表として自民党県連会長で前文部科学相の柴山昌彦衆院議員(8区)は「埼玉新聞は地域のホッとするような話題から国政、グローバル情報まで提供してくれる。来年の東京五輪などでも埼玉を盛り上げてほしい」と激励。野党代表として立憲民主党代表の枝野幸男衆院議員(5区)は「埼玉新聞には、地域密着の報道を地道に積み重ねてきた信頼と期待がある。これからも地方紙の役割をしっかりと果たしてほしい」と祝福した。

 武内監督への感謝状贈呈に続き、共同通信社の水谷亨社長が「県民にさらに愛される新聞に」と音頭を取って乾杯した。

 式典に先立ち、国際政治学者の三浦瑠麗さんが「グローバル化に地域経済はどう対応すべきか」をテーマに講演した。

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