埼玉新聞

 

ロシアなど30の国と地域の人々参加 上尾でワールドフェア、民族舞踊など世界の文化を楽しく体験

  • メインステージで披露されたロシア人グループ「マトリョーシカ」によるダンス=上尾市文化センター

 さまざまな国と地域の人々による国際交流の祭典「あげおワールドフェア2019」(上尾国際交流協会主催)が6日、上尾市の上尾市文化センターで開催された。今年で27回目を迎え、約30の国と地域の人々が参加した。

 メインステージでは、華麗なロシアのダンス、タイやバリの民族舞踊、ペルーの音楽、アフリカのバンドの迫力がある演奏が披露されたほか、世界の国々や地域の文化に触れ合い、交流できるコーナーが設けられた。

 「言葉の部屋」のコーナーでは、参加者が日本語を教える体験やコンゴ、ネパール、ナイジェリアの言葉を学んだり、外国人の日本語スピーチが行われた。「キッズスポット」では、タイやインドネシア、フィリピンの遊び、キルギスの伝統的な模様づくりなどを楽しく体験した。

 そのほか、多文化お母さんの会や国際協力、着付け体験、映画などさまざまなイベントが行われた。各国の民芸品やお菓子なども販売され、珍しい品々を買い求める人たちでにぎわった。

 NPO法人パキスタンジャパンジャスミンアソシエーションの岡京子さんは昨年に続いて2回目の参加。「売上金はパキスタンに学校をつくる資金にします。パキスタンはあまり知られてないけれど、親日の国なんですよ」と話す。3千メートルの山で取れる蜂蜜や、アプリコットオイルなどを紹介していた。

ツイート シェア シェア