埼玉新聞

 

<台風19号>週末に相当な量の雨、不測の事態に備えたい 知事が秩父、小鹿野を視察「まだ危ない場所も」

  • 通行止めになっている県道中津川三峰口停車場線を視察する大野元裕知事(右端)(県提供)

 大野元裕知事は17日、台風19号で道路が崩落して通行止めになり、孤立状態の原因となっている秩父市と小鹿野町の県道2カ所を視察した。車の往来ができず、秩父市中津川地区(14世帯17人)と小鹿野町薄小森地区(18世帯36人)は孤立状態が現在も続いている。

 大野知事は午前9時半から秩父県土整備事務所で概要説明を受けた後、秩父市中津川の県道中津川三峰口停車場線と小鹿野町両神小森の県道薄小森線の崩落現場を確認。その後、市役所に移動し、久喜邦康市長と意見交換した。

 久喜市長は要請した自衛隊の派遣に感謝し、今後の国や県に対する要望への協力も求めた。

 視察後、記者団の取材に応じた大野知事は「まだ危ない場所もあり、しっかりと対応する。週末には相当な量の雨が予測されているので、不測の事態が起きないようにしていきたい」と話した。

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