埼玉新聞

 

3億6千万円盗んだ疑い、元警備会社社員を起訴 「今後の生活費のため」自らの私書箱宛てに発送/地検

  • 3億6千万円盗んだ疑い 地検、元警備会社社員を起訴

 三郷市の警備会社で現金3億6千万円が盗まれた事件で、さいたま地検は18日、窃盗の罪で、元社員の住居不定、無職の男(28)をさいたま地裁に起訴した。

 起訴状などによると、男は9月4日午前、三郷市の警備会社「アサヒセキュリティ」新三郷オフィスの金庫室内に保管されていた現金3億6千万円を段ボール4箱に詰め、自らが契約する東京都渋谷区内の私書箱宛てに発送。翌5日に配達させて盗んだとされる。事件の直後に同社を解雇された。

 県警は同月9日、男を窃盗容疑で公開手配。同27日に渋谷区内で身柄を確保して逮捕した。男は「今後の生活費として使うためだった。今の生活が苦痛で脱却したかった」と供述していた。

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