ウェブマネーの使い方分からない女性客「支払いに」…コンビニ店長、詐欺疑い被害防ぐ 幸手署が感謝状
2019/10/19/00:00
幸手署は17日、振り込め詐欺被害を未然に防いだとして、セブンイレブン幸手東3丁目店店長の伊藤弘幸さん(48)に感謝状を贈った。
伊藤さんは3日、来店した幸手市在住の60代女性が、ウェブマネー25万円分を購入しようとしたため、詳しい事情を聞いたところ、ウェブマネーの使い方が分からないのに「支払いに使います」と答えた。振り込め詐欺を疑い同署へホットラインで通報した。署員が女性から詳しく事情を聞き、架空請求詐欺被害であることが判明した。
伊藤さんは、過去にも2回振り込め詐欺被害を未然に防止しており、店員にも未然防止のための教育をしているという。「今後も気を引き締めて注意を払っていきたい」と話していた。
同署管内では、振り込め詐欺被害(17日現在)は4件発生し、現金計450万円が被害に遭った。昨年の同時期と比べると半減している。発生件数は県内39署中4番目に少ない。大塚英世生活安全課長は「日頃からの地域との地道な協力連携の効果が出てきているのでは」と話している。