<台風19号>上陸から1週間、4市町142人の避難続く 新たに春日部など8市にも災害救助法が適用
2019/10/20/00:00
県内各地に大きな爪痕を残した台風19号の上陸から1週間となった19日、県は同日午後2時時点で東松山市、坂戸市、秩父市、ときがわ町の4市町が避難所として開放している市役所や公民館など10カ所に142人が避難していると発表した。秩父市中津川地区、小鹿野町薄小森地区、ときがわ町大野地区、越生町籠ケ谷地区では土砂崩れにより車両が通行できない状態が続いており、51世帯91人が影響を受けている。
県消防防災課によると、住家被害は18日午後3時時点よりも増加し、床上浸水1858棟(314棟増)、床下浸水2287棟(388棟増)となった。
また、災害が発生し多数の人が避難して継続的に救助を必要としているとして、新たに春日部、上尾、越谷、蕨、戸田、桶川、八潮、ふじみ野の8市にも災害救助法が適用された。被災者の救助に要する費用は、都道府県(一部は国)が負担することになる。同法はこれまでに、さいたま市や川越市など21市18町1村に適用されている。