埼玉新聞

 

<高校野球>関東大会の見どころ 浦和学院は強力打線、主軸は打率5割超2人 最速140キロ伊藤ら投手陣期待

  • チェンジアップが武器の最速144キロ左腕の浦和学院・伊藤

    チェンジアップが武器の最速144キロ左腕の浦和学院・伊藤

  • 春季高校野球関東大会の組み合わせ

    春季高校野球関東大会の組み合わせ

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 高校野球の第75回春季関東大会は20日、神奈川県のサーティーフォー保土ケ谷球場、横須賀スタジアム、横浜スタジアムで1都7県から17校が参加して開幕する。

 埼玉県勢は、春季県大会で初優勝を果たし、昨秋と合わせて2冠を達成した昌平が1997年以来26年ぶり2度目(初出場時は東和大昌平)、県準優勝の浦和学院が3年連続22度目の出場。両校とも2回戦から登場し、浦和学院は20日、専大松戸(千葉1位)と対戦する。昌平は21日、文星芸大付(栃木2位)とぶつかる。

 関東の頂点を狙う2校の戦力を探った。

■浦和学院、強力打線発揮なるか

 2連覇を視野に入れる浦和学院の初戦の相手は専大松戸。千葉大会5試合で5失点と堅守が持ち味の相手に、総力戦が予想される。守備でリズムをつくり、自慢の打線が威力を発揮できるか。

 県大会準決勝の市川越戦では、エース伊藤が4回被安打1無失点と安定感を見せつけた。チェンジアップを有効に使う最速140キロ超えの左腕伊藤を中心に、渡辺ら5人の投手陣の継投で最少失点に抑えたい。

 県大会5試合で43得点の打線は、ともに打率5割超え、2桁安打を記録した3番浜野、4番喜屋武が主軸。小技に長打もある小林、月山の1、2番を筆頭に先発メンバーのうち7人が打率3割台と、どこからでも点が狙える。ビッグイニングを築くために、下位打線を含めたつながりに期待が懸かる。
 

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