埼玉新聞

 

警察犬も日々精進…事件捜査や不明者捜索行う「嘱託警察犬」 埼玉県警、74頭と指導士23人に嘱託

  • 審査会に合格した嘱託警察犬と指導士=16日、埼玉県さいたま市浦和区の県警本部

    審査会に合格した嘱託警察犬と指導士=16日、埼玉県さいたま市浦和区の県警本部

  • 審査会に合格した嘱託警察犬と指導士=16日、埼玉県さいたま市浦和区の県警本部

 埼玉県警鑑識課は16日、さいたま市浦和区の県警本部で事件捜査や行方不明者の捜索を行う「嘱託警察犬」の嘱託式を開いた。嘱託を受けたのは74頭と指導士23人。任期は6月1日から1年間。

 式には警察犬所有者10人と指導士13人が出席。嘱託書を受け取った指導士代表の田島喜久雄さん(64)は「いかなる現場にも対応できるよう、現場に強い警察犬を目指して日々訓練に精進し出動要請に備えたい」と抱負を語った。

 飯崎準刑事部長は「指導士の皆さんが指導技術の研さんに努め実践的な訓練を行っていると聞き、心強い。安全安心な街づくりのために、積極的な出動を期待しています」と感謝の言葉を述べた。

 嘱託警察犬は一般家庭や民間施設の犬が訓練を受けて認定される。年に1回開催される審査会は、今年で70回目で4月6、7日に実施。足跡追及や臭気選別、警戒、地域検索の4部門で行われ、延べ74頭が合格した。

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