埼玉新聞

 

高校入試は大学受験も意識して 学習塾が坂戸で入試相談会 難関大を中心に問題難化、具体的な目標の発見を

  • 各高校のブースで個別相談をする生徒とその保護者=坂戸市の女子栄養大学

 学習塾「トーゼミ」(本部=鶴ヶ島市)は、坂戸市の女子栄養大学で、中学3年生とその保護者を対象とした講演会と個別入試相談会を開催した。約700人が来場した。

 受験生に、入試本番に向けて具体的な目標を発見してもらうことをも目的に、20日に行われたイベントでは、午前の部に講演会、午後の部に県西部に校舎を構える私立高校を中心に21校が集う個別入試相談会を行った。

 講演会では、中学3年生に大学受験についても意識をしてもらおうと「大学入試」に焦点を当てた講演を実施した。難関大学を中心に私立大学の入試問題が既に難化していることや、2020年度に導入となる大学入試改革で、実際の入試がどのように変わるのかを具体的に説明。英語については、高校2年生の3月までの学習の取り組みが重要になることを呼び掛けた。

 現在大学生の同塾卒塾生ら5人のパネラーが集ったパネルディスカッションでは、大学入試の生の声も語られた。「高校入試の大変さを『1』とするならば、大学入試の大変さはどれくらい」という質問に答えた一人のパネラーは、「1000くらい。学習もそうだが、自分の将来と向き合った上での学校選択が大変だった」と回答していた。

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