川越まつり客8・5万人減少…台風19号影響で88・1万人に 東松山、坂戸でもイベント中止相次ぐ
記録的な大雨で県内に甚大な被害を及ぼした台風19号。予定されていた各地のイベントは中止など相次いだ。
■前年より8・5万人減少 川越まつりに88・1万人
川越市は21日、市中心部で19、20日に行われた川越まつりの観光客数が88万1千人で、前年と比べ8万5千人少なかったと発表した。市観光課は「本市も甚大な被害が生じた、台風19号による被災が観光客の出足に影響した」とみている。
2日間の内訳は19日が39万4千人、20日が48万7千人。今の計算方法に変わった2009年以降、最も観光客が多かったのは12年の103万6千人で最も少なかったのは13年の56万2千人。
今年の川越まつりで、市は川越駅と本川越駅にそれぞれ台風19号義援金箱を設置し、2日間で計8万4852円の寄付金が集まった。義援金は市内の被災者に配分される。
■スリーデーマーチも 東松山、安全確保で
東松山市は21日、来月2~4日に開催を予定していた「第42回日本スリーデーマーチ」(同市など主催)を中止にすると発表した。台風19号の影響でコースに被害が確認され、参加者の安全確保を優先した。3日間で延べ約8万人の参加が見込まれていた。
問い合わせは、同実行委員会事務局(電話0493・23・3330)へ。
■産業まつり中止 坂戸、復旧を優先
さかど産業まつり実行委員会(事務局・坂戸市商工会)は21日、来月2、3日に市民総合運動公園で予定していた「第16回さかど産業まつり」(同実行委主催)を中止すると発表した。台風19号に伴う復旧を優先した。同まつりには昨年、約4万人が来場した。
坂戸市では今月12、13日に予定していた「第19回坂戸よさこい」も台風19号の影響で中止されている。
産業まつりの中止に関する問い合わせは、同事務局(電話049・282・1331)へ。