埼玉新聞

 

サッカーの聖地で初開催…「埼スタクリテリウム」に6チーム16人出場 「自転車の応援文化も広げたい」

  • レースで滑走する選手と、声援を送る観客たち=20日正午ごろ、埼玉県さいたま市緑区の埼玉スタジアム2002

    レースで滑走する選手と、声援を送る観客たち=20日正午ごろ、埼玉県さいたま市緑区の埼玉スタジアム2002

  • レースで滑走する選手と、声援を送る観客たち=20日正午ごろ、埼玉県さいたま市緑区の埼玉スタジアム2002

 自転車ロードレースを広く知ってもらい、ファンの拡大などを図ろうと、埼玉県さいたま市緑区で20日、「埼玉スタジアムクリテリウム2023」(オリエンタルスポーツ主催、さいたまスポーツコミッション、埼玉新聞社など協力)が開催された。埼玉スタジアム2002を会場にした初開催のイベントで、来場者は目の前を高速で疾走する大迫力の自転車レースに声援を送った。

 大会は、エキシビションレースが行われ、プロロードレースチーム「さいたまディレーブ」や「チームロヂャース」の選手など、6チーム16人が出場した。埼玉スタジアムの東側に設けられた全長1・1キロの特設コースを計30周するレースは、さいたまディレーブの藤田涼平選手(26)が1着でゴールし、優勝をつかみ取った。

 会場には、自転車試乗体験や自転車メーカーなど計26ブースが出店。午後からは、アウェーで行われたJ1浦和対アビスパ福岡戦のパブリックビューイングも実施され、来場者はさまざまなイベントを楽しんだ。

 来場した緑区の30代の会社員男性は「埼玉で自転車レースは珍しいので、また開催してほしい」、男性の長男(5)は「レースで選手が追い抜くところが格好よかった」と笑顔を見せた。

 優勝した藤田選手は「ロードレースはチームスポーツ。仲間の力を借りながら優勝することができた。観客の声も多くてうれしかった」と振り返った。

 さいたまディレーブの若杉厚仁代表取締役は「サッカーの聖地を借りての開催。自転車の応援もあるということを知ってもらい、自転車の応援文化も広げていきたい」と力を込めた。

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