<ランチ>トマトも塩も和風も…豊富なパスタに目移り フレンチも経験のシェフ営む本庄のトラットリアCIAO
2023/05/22/10:53
1998年10月30日のオープン以来、気軽に立ち寄れる店を目指してきた。オーナーシェフの山田秀樹さん(60)が腕を振るう。当時、家族で東京都内のイタリアンレストランに行った時、「チャオ」と迎えられた。「誰にでも覚えやすい名前にしたかった」と、印象に残っていた言葉を店名にしたという。
客の9割が女性。ランチメニューで人気を集めているのが、3ベースのパスタから好みのパスタが選べるレディースセット(税込み1760円)。トマトベースは「海の幸のマーレトマト」と「ツナのトマトクリーム」の2種類。あっさり塩ベースも「ツナとキノコ」と「キャベツとベーコン」の2種類あり、和風のオリーブオイルベースはめんたいこを使用している。どれも食べたくなり、選ぶだけで時間がかかりそうだ。旬を迎えたかんきつ類などを使ったデザートもケーキとシャーベットの2種類が付く。もちろん野菜も地元産。鶏肉や豚肉にもこだわり、料理の味を引き立てる。フレンチシェフも経験している山田さん。「フレンチの技法が入ったソースも楽しんでもらいたい」と話す。
妻やえこさん(60)が趣味にしているガーデニングも客を喜ばせている。バラやアジサイ、ケイトウ、オキザリスなどが順次開花。秋から冬にかけてはレモンも実る。「色鮮やかな花を見ていると癒やされるんです」とやえこさん。秀樹さんも「おいしかったと言ってくれるのが一番。その笑顔が何よりです」。
【メモ】イタリア食堂「トラットリアCIAO(チャオ)」埼玉県本庄市朝日町1の6の12(電話0495・22・8000)。正午~午後2時、同5時半~同9時半。日曜定休(今月22、23日は休み。不定休もある)。