開校130周年祝う、入間・豊岡小で記念式典 県内随一のマンモス校だった歴史かみしめ、新たな一歩へ
2019/01/28/00:00
入間市立豊岡小学校(斎藤悟校長、児童数399人)の開校130周年を祝う記念式典が同校で行われた。歴代校長や学校活動を支えてきた関係者、児童ら計約320人が出席。県内随一のマンモス校だった同校の歴史や伝統をかみしめ、新たな一歩を踏み出すことを誓った。
第29代校長として、あいさつに立った斎藤校長は「教育とは未来をつくる仕事。時は巡り、人は変わっても、本校の伝統は地域に支えられ、発展していくと確信する」などと強調した。
同校は1889(明治22)年に尋常小学校豊岡学校(第1校舎・長泉寺内、第2校舎・蓮華院内)として開校した。1900年に現在の丸広百貨店入間店(同市豊岡1丁目)がある場所に校舎を統合新築。71年には児童数が2235人に達し、県内最多のマンモス校となった。
70年代から80年代にかけ、黒須小、扇小、東町小、高倉小学校が同校から分離開校した。
入間市駅前再開発に伴い、84年に校舎を現在の同市向陽台1丁目に移転した。昨年度までに1万3593人の卒業生を輩出している。
第20代校長として開校100周年の記念式典を取り仕切った橋村充三さん(80)も式典に姿を見せ、「当時の記憶がよみがえる。伝統とは素晴らしい」と、感慨を深めていた。
式典には4~6年生の児童が出席し、代表して6年生の井沢穂香さんが「これからも伝統をつなげ、学校での素晴らしい時間を増やしていきたい。今よりももっとすてきな学校にしたい」と宣言した。
最後に、児童文学者の石森延男さんが作詞し、童謡「めだかの学校」を作曲した中田喜直さんが曲を手掛け、たくさんの児童に歌い継がれてきた校歌を斉唱した。