埼玉新聞

 

脂乗り風味良い、ワカサギが旬 「魅力は寒さに勝る」飯能の名栗湖でワカサギ釣り、本格的なシーズンに

  • 冬空の下、ワカサギを釣り上げる釣り客=27日、飯能市下名栗の名栗湖

 冬の風物詩であるワカサギ釣りが、飯能市下名栗の名栗湖(有間ダム)で本格的なシーズンを迎えている。山間のいてつく寒さに耐えながら、釣り客らが水中に糸を垂らし、ワカサギとの駆け引きを楽しんでいる。

 認定NPО法人「名栗カヌー工房」が運営し、釣り用に改良されたカヌーボートを貸し出している。水質が良好な名栗湖のワカサギは風味が良いことで知られる。昨年11月1日に釣りが解禁されたが、特に今の時季のワカサギは脂が乗り、旬だという。

 厳しい冷え込みに見舞われた27日、早朝から釣り客らが訪れた。さいたま市西区の会社員白石大峰(だい)さん(35)は「繊細なあたりを感じ取って釣り上げるワカサギ釣りの魅力は、寒さに勝る」と話していた。

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