さいたま市保健所は1日、同市大宮区桜木町2丁目の居酒屋「酒蔵栄楽」で提供された料理を食べた40代と50代の女性2人が腹痛や吐き気などの症状を訴え、2人から食中毒の病因となるアニサキスが検出されたと発表した。同保健所は同店で調理されたしめさばが原因と断定し、食品衛生法に基づき同日から1日間の営業停止処分にした。
市食品・医薬品安全課によると、女性2人は10月29日午後9時ごろに同店でしめさばなどを食べ、翌30日午前3時から腹痛、吐き気、悪寒などの症状を訴えた。診察した医師から同31日、市保健所に通報があった。