埼玉新聞

 

映画『翔んで埼玉』試写会 二階堂ふみさん、GACKTさんら登壇 島崎遥香さん「埼玉に誇れるもの」

  • 映画『翔んで埼玉』のジャパンプレミアに登壇したW主演の二階堂ふみさん、GACKTさんら=28日、東京・水道橋の東京ドームシティホール

  • 熊谷市出身のブラザートムさん

  • 埼玉出身の島崎遥香さん(写真左)と益若つばささん

  • 二階堂ふみさん

  • GACKTさん

 2月22日公開の映画『翔んで埼玉』のジャパンプレミアが28日、東京・水道橋の東京ドームシティホールで行われた。W主演を務める二階堂ふみさん、GACKTさんら豪華キャスト陣が一堂に会した。

 同作は魔夜峰央氏が約30年前に描いた漫画『翔んで埼玉』を実写化したもので、監督は『テルマエ・ロマエ』シリーズなどでメガホンをとった武内英樹監督が務める。

 作中に登場する過激な「埼玉ネタ」が話題となり、原作の累計発行部数は69万部(平成31年1月現在)を突破している。

■埼玉出身の俳優陣も多数出演

 主演の2人はグリーンカーペット上を颯爽と歩いて登場。「彩の国」にちなみカラフルなボールが客席に投げ込まれると、会場に集まった約1千人の観客からは大歓声があがった。

 キャストには埼玉出身の俳優が多数出演。熊谷市出身のブラザートムさんは「クイーン(『ボヘミアン・ラプソディ』)に勝つのはこれしかない」と高らかに宣言したが、すかさず武内監督に「勝てないでしょ」とツッコミを入れられていた。

 島崎遥香さんは「埼玉に少し誇れるものができた」と、はにかみながら話すと会場からは拍手が起きた。

 益若つばささんは「オファーをいただいた時は悩んだ。いざ出演を決めて撮影に臨むと愛のあるディスりが多く、楽しい作品に仕上がった」と振り返った。

 二階堂さんは「ぜひ最後まで見ていただいて、作品を通じて、さらに自分の地元を愛する心をもっと増やしてほしい」とアピール。

 GACKTさんは「面白いと思ったら声に出して笑ってほしい。劇場でしか分からないスペクタクルを体感してくれれば」と作品の見どころを語った。

■イベント会場にも埼玉ネタが満載

 会場にはセリフ「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ!」にちなんだ人工芝のグリーンカーペットが敷かれ、早くも集まった観客の笑いを誘った。

 昨年11月14日に公式SNSで実施した「#埼玉県民の日」をトレンド入りさせようキャンペーンで選ばれた人には、藁が敷かれた上にパイプイスという「SSSシート(埼玉・スーパー・シート)」が用意され、早くも「愛のあるディスリ」の洗礼を受けた。

 当選した入間市の女子高生(16)は「予告編で地元の名前が出てきたので思わずリツイートした。作品が今から楽しみ」と笑顔を見せた。

 また県観光課では、来場者に県作成の観光パンフレットを配布するなど、随所に埼玉ネタが散りばめられていた。

(森本勝利)

=埼玉新聞WEB版=

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