わいせつ事件で逮捕の元巡査、別の女性宅にも侵入…容疑で再逮捕 いずれも県警PCから女性の情報得て犯行
2019/11/06/00:00
女性宅に侵入し体を触るなどしたとして元県警巡査の男が逮捕された事件で、県警捜査1課と浦和署は5日、住居侵入と県個人情報保護条例違反の疑いで、さいたま市見沼区東門前、元県警鉄道警察隊巡査で無職の男(32)=強制わいせつ罪などで起訴=を再逮捕した。
再逮捕容疑は、県警のデータベースで入手した、さいたま市南区の40代無職女性の個人情報を基に、昨年12月11日夜、女性宅を訪問し、正当な理由なく侵入した疑い。
同課によると、男はJR大宮駅の鉄道警察隊事務所に設置された業務用パソコンで県警の相談システムに照会し、女性の情報を入手。身分や氏名を明かさず口実を作って女性宅に侵入した。当日は午後8時ごろまで勤務していたという。女性は1人暮らしで面識はなかった。
県警は10月10日、南区の20代女性方に侵入し体を触ったとして、強制わいせつ容疑で男を逮捕。押収したスマートフォンに40代女性の個人情報を撮影した画像があった。県警は同月31日、男を懲戒免職処分にした。
男は「パソコンデータ画面を私用のスマホで撮影して保存した」「女性の部屋に入った」と容疑を認めているという。