埼玉の魅力高める施策、満足度69・0%で最高 県が14項目でアンケート 平均は57・1%、最低は
2019/11/06/00:00
県は、2017~21年度までの県独自の総合行政計画「5カ年計画」の取り組み状況について、18歳以上の県民5千人を対象に満足度アンケートを実施したところ、「県民が誇れる埼玉の魅力を高める」施策の満足度が69・0%で、最も高かった。
アンケートは、5カ年計画を着実に推進するために毎年実施。6月14日~7月1日に郵送かインターネットで回答を求めた。5カ年計画に掲げる14の項目ごとに「満足している」「ある程度満足している」と回答した割合を満足度として算出した。回答者は2450人(49・0%)。
14項目の平均満足度は、前年度比0・4ポイント増の57・1%。満足度が最も高かったのは「県民が誇れる埼玉の魅力を高める」で69・0%、続いて「豊かな自然と共生する社会をつくる」が67・5%、「危機や災害に備える」が65・1%だった。
「県民が誇れる埼玉の魅力を高める」は前年度比7・8ポイント増加し、14項目の中で最も満足度が上昇した。県計画調整課は「ラグビー・ワールドカップ(W杯)の開催に向けた盛り上がりや来年開催の東京五輪・パラリンピック1年前イベントなど、スポーツ分野を中心に魅力を感じる方が増えたのではないか」とみている。
一方、満足度が最も低かったのは「埼玉の農林業の成長産業化を支援する」の46・7%で、「支え合いで魅力ある地域社会をつくる」が49・4%、「子どもを安心して生み育てる希望をかなえる」が51・3%だった。
「現在の暮らしに重要だと思うもの」としては、「医療の安心を提供する」が49・8%で最多。「暮らしの安心・安全を確保する」が44・4%、「誰もが健康で安心して暮らせる社会をつくる」が43・2%で続いた。