詐欺電話の捜査で怪しい回線浮上、県警が契約者情報を照会…回線業者の男がうその情報を回答 容疑で逮捕
2019/11/08/00:00
特殊詐欺事件を捜査していた県警による電話回線の照会に虚偽の回答をしたとして回線貸与業者の男が逮捕された事件で、県警捜査2課と川越、上尾署、茨城県警の合同捜査本部は7日、偽造有印私文書行使と偽造有印公文書行使の疑いで、東京都豊島区南大塚1丁目、電話回線貸与業の男(38)=同罪で起訴=を再逮捕した。
再逮捕容疑は3月27日、川越署による電話回線2件の契約者情報の照会に、いずれも偽造の契約書2通と運転免許証写し2枚を提出した疑い。県警は認否を明らかにしていない。
同課によると、県警が2月、茨城県鉾田市の民家を犯行拠点とした特殊詐欺グループを摘発。押収した携帯電話の通話明細を調べたところ2回線が浮上し、男の会社が取り扱っていたことが分かった。男が県警に提出した免許証は実在しない人物のものだった。
県警は10月17日、別件の照会に虚偽の回答をしたとして、同容疑で男を逮捕し、余罪について調べていた。