家族とみられる遺体を自宅に放置したとして、埼玉県警草加署は29日、死体遺棄容疑で、八潮市新町の無職の父親(78)と同居するアルバイトの息子(39)を逮捕した。
逮捕容疑は昨年9月上旬ごろから今月28日までの間、自宅で1遺体を遺棄した疑い。
同署によると28日、この家を訪れた知人が2階の和室で遺体を発見し、110番した。遺体に目立った外傷はなく、死後かなりの時間が経過していたという。同署は遺体の身元を確認するとともに司法解剖を行い、死因などを詳しく調べていく。
父親は「家庭内別居の状況で気付かなかった」と容疑を否認しているという。