埼玉新聞

 

秋深まり、小川で「ボサ菊」見頃 観光客ら、花畑の見学や写真撮影し楽しむ 花は24日ごろまで

  • 球形の株に小さな花を咲かせるボサ菊=6日、小川町小川

 小川町小川の埼玉伝統工芸会館・道の駅「おがわまち」に隣接した農地で、「ボサ菊」の名で親しまれている菊の花が見頃を迎え、訪れた観光客らの目を楽しませている。

 同館第1駐車場の東側に隣接した休耕田約2千平方メートルの一角に、ボランティア団体「花で町を明るくする会」(福島章会長)が植栽した。

 福島さんは道の駅の販売所に農産物を出荷している。菊は自宅で約10年前から育てている。昨年、「花で盛り上げたい」と同館のスタッフに相談。地主の吉田武さんの協力で花畑を整備することになり、同会が発足した。

 同会のメンバーは約50人。4月に苗植え、花が咲くまで月2回の除草作業を行った。秋も深まり見頃を迎え、観光客らが花畑を見学したり、写真撮影をする姿が見られる。

 福島さんは「初めての試みで、多くの人たちの協力でできた」と話す。10日にはメンバーや地元の人たちらと「お花見会」を行う予定。天候にもよるが、花は24日ごろまで楽しめそうという。

 問い合わせは、埼玉伝統工芸会館(電話0493・72・1220)へ。

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