男性死亡…車にはねられる 明け方前の路上 そのまま逃走した運転手を逮捕 その後、理由不明の不起訴に
2023/06/01/11:31
八潮市の県道で昨年7月に起きた死亡ひき逃げ事故で、さいたま地検越谷支部は、乗用車を運転していた建設業の男性(57)について、不起訴処分にした。30日付。処分理由は明らかにしていない。
男性は昨年7月4日午前3時45分ごろ、八潮市の県道で軽乗用車を運転。道路上にいた男性をはねて死亡させ、そのまま逃走したとして、同月12日、自動車運転処罰法違反(過失運転致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで県警交通捜査課と草加署に逮捕されていた。
■「衝撃あったが、何かは分かりません」(以下、逮捕時の記事2022年7月13日掲載)
八潮市大瀬4丁目の県道で男性が車にはねられ死亡したひき逃げ事件で、県警交通捜査課と草加署は2022年7月12日、自動車運転処罰法違反(過失運転致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで越谷市東越谷市10丁目、建築業の男(56)を逮捕した。また、県警は死亡した男性について、八潮市大瀬、会社役員の男性(49)と発表した。
逮捕容疑は7月4日午前3時45分ごろ、八潮市大瀬4丁目の県道を軽自動車で草加市方面から三郷市方面に走行中、道路上にいた男性をはね、死亡させ、そのまま逃走した疑い。「乗り上げたことは衝撃があったので分かりました。ただ、それが何だったのかは分かりません」と容疑を否認しているという。
同課によると、現場は片側1車線で、信号や横断歩道のない直線道路。男が車の前方にいた男性と衝突したとみられる。
周辺の聞き込みや防犯カメラの精査などから男を特定した。司法解剖の結果、死因は重傷頭部外傷だという。