埼玉新聞

 

アニサキス…男性が食中毒、イワシ造りを食べ スーパーで購入 川越の医療機関、内視鏡で胃から摘出

  • スーパーの鮮魚売り場で食中毒=川越

 川越市保健所は14日、川越市泉町のスーパー「ヤオコー川越南古谷店」で販売したイワシ造りを食べたふじみ野市の70代男性が食中毒の症状を訴え、胃から寄生虫のアニサキスが摘出されたと発表した。男性は快方に向かっているという。

 同保健所は同店の鮮魚販売を1日間、営業停止処分とした。同保健所によると、男性は10日午後4時半ごろ、店の鮮魚売り場でイワシ造りを購入。午後7時ごろに1人で食べ、11日午前2時ごろに腹痛を訴えた。川越市内の医療機関から11日、「診療した患者から内視鏡でアニサキスを摘出した」と保健所に連絡があった。

 同店鮮魚売り場は、男性が食べた造りを含めイワシの加工品を10日に8点販売したが、ほかに食中毒とみられる症状の発生は報告されていないという。

ツイート シェア シェア