大麻を営利目的で栽培、容疑で男を再逮捕 草加のアパート拠点に密売か「知人に売り渡すため」/県警
2019/11/16/00:00
営利目的で大麻を栽培したとして、県警薬物銃器対策課と草加署の合同捜査班は15日までに、大麻取締法違反(営利目的栽培)の疑いで、福島県いわき市小名浜下神白字塚田、土木作業員の男(42)=同法違反(営利目的所持)罪で起訴=を再逮捕し、さいたま地検に送検した。県警はこれまでに男が借りていた草加市のアパート1室などを摘発し、乾燥大麻約120グラム(末端価格約60万円相当)を押収。同所を拠点に大麻を密売していたとみて実態の解明を進める。
再逮捕容疑は10月20日、自宅で大麻草4株約40グラム(末端価格約20万円相当)を営利目的で栽培した疑い。「間違いない。自分で吸うためや知人に売り渡すためだった」と容疑を認めているという。
同課によると、昨年12月ごろ、草加市内のアパートを拠点に大麻を密売しているとの情報を得て捜査を開始した。今年10月19日、アパートの2室を家宅捜索し、1室から乾燥大麻約120グラムを発見。現場にいた男を同法違反(営利目的所持)容疑で現行犯逮捕し、余罪を調べていた。同室は男が約3年前から借りており、居住実態はなかったという。
県警は、男から大麻を買っていた客とみられる40~44歳の男4人を同法違反(所持)容疑などで逮捕。アパートのもう1室は逮捕された別の男が契約しており、大麻草の栽培道具や種が見つかった。