埼玉新聞

 

黒豚やタマシャモ、地元の農産物をアピール 草加で食と農林業フェスタ、販売ブースは来場者でにぎわう

  • 地元のクワイを楽しむ参加者ら

 県産の農産物を味わおうと、草加市松江のまつばら綾瀬川公園で16日、「2019彩の国食と農林業ドリームフェスタ」が始まった。

 産地と消費地が近い埼玉で、JA県中央会などが中心となり、毎年開いているイベント。「近いがうまい埼玉産」をキャッチフレーズに、食と農林業の理解を呼び掛けている。

 会場では関連団体や企業が県産の新米や旬の野菜、豚やタマシャモなど地元の農産物をアピール。彩の国黒豚や地元草加のクワイを販売するブースでは来場者が列を作り、にぎわった。

 農業大賞の表彰式も行われ、都市近郊で野菜を生産する草加市の豊田林一、和之さん親子ら、革新的な農業経営に取り組む事業者に表彰状が手渡された。

 JA県中央会の若林龍司会長は埼玉が全国有数の農産物の産地であると強調し、「生産者と消費者の交流を深めてほしい」とあいさつ。大野元裕知事は豚コレラの被害に触れ、「埼玉産の豚はどこよりもおいしい」と呼び掛けた。

 フェスタは17日まで。

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