三菱重工浦和がWEリーグ初V 「応援、パワーに」さいたまダービー4―0で制す 10日最終節は埼玉ダービー
サッカー女子のYogibo WEリーグは3日、浦和駒場スタジアムなどで第21節第1日の4試合が行われ、三菱重工浦和は大宮とのさいたまダービーを4―0で制し、悲願のリーグ初優勝に輝いた。WEリーグカップとの2冠を達成した。
浦和は前後半で2点ずつ決めて快勝した。前半24分、猶本のゴールで先制。同45分に清家のパスから島田が追加点を奪った。後半15分には清家がチーム3度目のゴールネットを揺らすと、同32分には再びゴールを沈めて突き放した。
2021年9月に日本初の女子プロサッカーリーグとして誕生したWEリーグ初年度は、13勝4敗3分けの2位だった浦和。今季は第7節の仙台戦から9連勝を飾るなど最終節の1試合を残し、16勝2敗1分けで頂点に立った。楠瀬監督は「(来場数4905人)これだけのサポーターが来てくれたおかげで気持ちよく試合に入ることができた。前半から終わるつもりでいこうと全力でゲームコントロールできた」と語った。柴田華絵主将は「たくさんの応援をいただいてパワーになりました。優勝できたのは皆さんのおかげです」と感謝した。
浦和は10日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場でちふれ埼玉とリーグ最終節に臨む。
■県民に夢と希望/大野元裕知事
昨年のリーグカップ優勝に続き、リーグ戦においても初の優勝の栄冠に輝いたことは、私たち県民に夢と希望を与えてくれました。昨シーズンの準優勝からさらに飛躍を遂げての優勝は、本当に見事です。今後のさらなる活躍に大いに期待しています。
■2冠達成に喜び/清水勇人さいたま市長
WEリーグ初優勝、誠におめでとうございます。昨年のWEリーグカップにおいても初代王者となり、今シーズンは待望のリーグ制覇により2冠を達成したことを大変うれしく思い、さいたま市民を代表して心からお祝い申し上げます。