埼玉新聞

 

川越・喜多院で菊まつり、趣向凝らした多彩な菊400点展示 五輪マークを菊で表現した作品も 23日まで

  • 多彩な菊が展示されている会場=川越市の喜多院特設会場

 川越菊花会のメンバーが育てた菊を展示する「小江戸川越菊まつり」が23日まで、川越市の喜多院特設会場で開かれている。凛(りん)と咲く菊から趣向を凝らして仕立てた菊まで約400点が来場者を楽しませている。観賞無料。

 菊花栽培の普及と技術の向上を目的に開かれ、第34回を迎える。幾輪もの菊でおわん形を形成し、一斉に咲かせた「千輪仕立て」、断崖に垂れ下がって咲いているような「懸崖作り」、小菊を使って杉の木の形に仕立てた「杉作り(ローソク作り)」など、多彩に仕立てた数々の菊が会場を彩っている。

 盆栽のように手を入れた菊の鉢や、来年の東京五輪にちなんで五輪のマークを菊で表現した作品などもあり、来場者の目を引いている。同会の猪子陽一会長(78)は「たくさんの種類の菊を楽しめる機会であり、会員が手掛けた作品をぜひ観賞してほしい」と話している。

 午前9時~午後4時。菊には各賞が贈られており、23日午後2時から会場で授賞式が行われる。

ツイート シェア シェア