埼玉県警少年課と大宮署の合同捜査班は6日までに、傷害の疑いで、さいたま市桜区の男子高校生（16）と同市北区の少年（17）、同区と大宮区、上尾市の18～19歳の男3人の計5人を逮捕した。

　逮捕容疑は共謀の上、3月20日午後10時53分ごろから55分ごろまでの間、さいたま市大宮区大門町1丁目のJR大宮駅東口付近にある駐輪場で、さいたま市居住の男性＝当時（26）＝に対し、顔面を殴る蹴るなどの暴行を加え、鼻などに2週間の軽傷を負わせたほか、暴行を止めようとした行田市の男性＝当時（27）＝に対して歯を折るなど2カ月の重傷を負わせた疑い。3人は自認しており、ほか2人は一部否認、否認しているという。

　同課によると、5人は地元の非行少年グループの仲間。5人の知人女性に被害男性＝当時（26）＝が声をかけたことからトラブルに発展した。男性は暴行を受けた後、同駅付近の交番に届け出て、周辺の防犯カメラなどの精査から5人を特定した。