<ランチ>自家製の手打ちうどん人気 桶川・べに花ふるさと館、からりと揚がったかき揚げにも存在感
2019/11/25/00:00
長屋門をくぐると目の前には大きな古民家。明治時代後期の建物を改修し、2000年に文化施設としてオープンした。陶芸や木工、書道などの教室や季節ごとのイベントを開催している。
約110年の歴史を感じさせる大きな柱や梁(はり)がそのまま残る母屋が食事処。
ランチタイムに人気なのは自家製の「手打ちうどん」だ。
県産100%の小麦粉を2種類ブレンドし、毎日丁寧に打っている。太くてコシの強い麺は武蔵野うどんの特徴。食感はゴロゴロ、もっちり。地元のしょうゆをベースにかつお節と昆布でだしを取ったつゆは濃い目で太麺にちょうどいい。麺やつゆは温かくも冷たくもできる。
うどんに負けず存在感を出しているのが「かき揚げ」。ゴボウ、タマネギ、ニンジン、干しエビ、春菊などがバランス良くからりと揚がっている。
「昔の自分の実家に帰ってきたような気持ちで食べてもらいたい。いつでもお帰りなさいという気持ちで待っています」と話すのは館長の吉岡英昭さん(58)。
最盛期には年間15万人が訪れたという同館。今でも月平均5千人以上が来館する。このうどんを目当ての常連客も多い。2階や離れには、俳優本木雅弘さんの直筆の書が飾られ、女子会や忘年会、茶会などで貸し切りにもできる。
■べに花ふるさと館
桶川市加納419の1(電話048・729・1611)。冬の特選メニューは煮込みうどん(920円)。貸し切りは料理付き2200円~。営業時間は午前11時~午後8時。月曜定休(祝日は営業)。JR桶川駅東口から市内循環バス。駐車場あり。